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ラダーゴルフのルールと遊び方|得点・ちょうど21点・距離を図解

地域:
アメリカ
タグ:
1対1, 投擲, 北米, 家族向け, パーティ

この記事の要点

人数
2–4 人
道具
3段のはしご1台と、ボラ(ゴルフボール2個をロープでつないだもの)1人3本
広さ
はしごから約4.57m(15フィート)。家庭では5歩、子供は2〜3m
目次 (8)
  1. このゲームはどんなもの?
  2. 必要な道具と準備
  3. 推奨人数・年齢層
  4. ルール
  5. 楽しむコツ
  6. 日本で遊ぶときの工夫
  7. よくある質問
  8. もっと知りたい人へ
3段の横バーを持つはしごに、2つの球をロープでつないだ投擲具「ボラ」が掛かっているイラスト
3段のはしごと、2つの球をロープでつないだ投擲具「ボラ」

このゲームはどんなもの?

ラダーゴルフ(Ladder Golf)は、アメリカで広まった屋外の投擲ゲームです。 「ラダートス(Ladder Toss)」「ラダーボール(Ladder Ball)」とも呼ばれ、 商標名の Ladder Golf® として市販のセットが売られていることでも知られます。

2つの球をひも(ロープ)でつないだ投擲具 ボラ(bola) を放り投げ、 数メートル先に立てた 3段の横バー(ステップ/ラング)を持つはしご に引っ掛けて得点を競います。 ロープがバーに巻きつき、ぶら下がったまま残れば得点。上段ほど高得点です。

由来ははっきりしていません。1990年代末には米国のキャンプ場で遊ばれていたとされ、 ペンシルベニア州の郵便配達員ロバート・G・リードが1999年に出願した特許が2002年に認められています。 一方、ブランドとしての Ladder Golf® は、キャンプ場で似た遊びを見たブレント・ダウドらが 2003年に事業を始めたもので、2023年に Vivere 社へ売却されました。 地域によって「ラッソゴルフ」「ヒルビリーゴルフ」など多くの呼び名があります。

道具さえあれば芝生・庭・ビーチ・キャンプ場のどこでもすぐ始められ、 BBQ やパーティの傍らでのんびり遊べる手軽さから、北米の定番アウトドアゲームになっています。

芝生の上で、プレイヤーが2つの球をロープでつないだボラを弧を描いて投げ、3段のはしごの横バーに引っ掛ける様子のアニメーション

上から見たラダーゴルフの配置図。右端に横長の四角ではしごがあり、左側に破線の投擲ライン、その後ろに緑と濃い灰色の三角のプレイヤーが並ぶ。橙の矢印が投擲ラインからはしごまでの15フィート(約4.57m)を示す

図:投擲ラインとはしごの位置関係です。投げる人以外は、ラウンドが終わるまではしごに近づきません。

必要な道具と準備

ラダーゴルフは道具が少なく、準備もほとんど要りません。最低限、はしご1台とボラ数本、そして数メートルの平らな地面があれば始められます。

  • はしご(ラダー) — 2本の縦柱に3段の横バーを渡した的。市販セットは樹脂パイプ製や木製で、公式ルールでは各段の間隔を13インチ(約33cm)としています
  • ボラ(bola) — ゴルフボール2つをナイロンロープでつないだ投擲具。球と球の間隔は13インチ(約33cm)。1人3本で、チームごとに色分けします
  • 投擲ライン(トスライン) — 公式には、はしごから15フィート(約4.57m)。家庭では「はしごから5歩」で決めるのが一般的です
  • 地面 — 芝生・土・砂・ウッドデッキのいずれでもOK。はしごが安定して立つ平らな場所なら、公園でもキャンプ場でも遊べます

市販のセット(はしご+ボラ6本)を買えば一式そろいます。球は硬いゴルフボールなので、投げる方向に人がいない場所を選びましょう。

コートと道具の寸法

ラダーゴルフには競技団体の統一規格はありません。下の表は、ブランド Ladder Golf® の公式ルール(Official Rules)に書かれた値です。書かれていない寸法は「規定なし」としています。

項目規定値許容範囲・備考
投擲ラインまでの距離15フィート(約4.57m)家庭では「はしごから5歩」でよいとされ、子供向けに近づけてもよい
はしごの段数3段上段3点・中段2点・下段1点
段と段の間隔13インチ(約33cm)はしご全体の高さ・幅は規定なし
ボラの作りゴルフボール2個+ナイロンロープ球と球の間隔は13インチ(約33cm)
1人あたりのボラ3本1ラウンドの最高得点は10点(上段3本+ボーナス1点)
はしご2台で遊ぶときの間隔規定なし投げる側と投げ返す側に分かれる

英語版 Wikipedia には、3/4インチの塩ビ管16フィート分・T字継手6個・ロープ12フィート分・球12個で、はしご2台とボラ6本を作る自作例があります。

ラダーゴルフの寸法図。左に3段の横バーを持つはしごがあり、段と段の間隔を示す濃い灰色の矢印が2本(それぞれ13インチ、約33cm)。上段には緑の球2つがロープでつながったボラが巻きついてぶら下がっている。右には1本のボラが置かれ、緑の矢印が球と球の間隔13インチ(約33cm)を示す

図:はしごとボラの寸法です。濃い灰色の矢印が段の間隔、緑の矢印がボラの球の間隔で、どちらも13インチ(約33cm)です。

推奨人数・年齢層

形式人数1人あたりのボラ並び方
個人戦1対13本同じ投擲ラインから交互に
チーム戦2対23本味方と交互に、またははしご2台で両側に分かれる
持ち回り3〜4人3本ボラを買い足せば同じはしごで個人戦

年齢を問わず楽しめます。子供は距離を近く(2〜3m)、大人は15フィート(約4.57m)で。力よりコントロールが物を言うので、体格差があっても勝負になります。

ルール

ラダーゴルフは「ボラをはしごの横バーに引っ掛けて、より多く得点する」シンプルなゲームです。まずは下の最小ルールだけ覚えれば、その日のうちに遊べます。

あそびかたの流れ(最小ルール)

  1. はしごを立て、そこから15フィート(約4.57m)、または5歩離れた位置に投擲ラインを引きます
  2. コイントスなどで先攻を決め、先攻の人が持ち球3本のボラを1本ずつ投げます
  3. ボラのロープがいずれかの横バーに巻きつき、ぶら下がったまま残れば得点。上段=3点/中段=2点/下段=1点
  4. 先攻が3本投げ終えたら、後攻が同じように3本投げます
  5. 全員が投げ終えた時点で、まだぶら下がっているボラだけを数えます
  6. ラウンドを繰り返し、ラウンド終了時にちょうど21点になった人(チーム)の勝ちです

最初は「バーに引っ掛ける」ことだけ意識すればOKです。

標準ルール(技を加える)

  • 投げ方 — 公式ルールでは、1本ずつ投げる限り投げ方は自由で、地面でバウンドさせてもかまいません。一般には下手でふわりと山なりに投げ、ロープがバーに巻きつくよう球をやや回転させるのがコツです
  • ちょうど21点(バスト) — 21点を超えると、そのラウンドで得た点数はすべて無効になり、加算されません。終盤は「あと何点必要か」を計算して段を狙い分けます
  • 弾き落とし — すでに掛かっているボラに自分のボラを当てて落とすと、落ちたボラは得点になりません。公式ルールでも、相手のボラを落とすのは推奨される守りの戦術とされています
  • ボーナス点(任意) — 1ラウンドで3本すべてを同じ段に掛ける、または上・中・下に1本ずつ掛けると+1点
  • 次のラウンドの先攻 — そのラウンドの勝者が次のラウンドで先に投げます
  • 相殺(キャンセル)ルール(任意) — 相手と自分のボラが同じ段に掛かったら打ち消し合う、というハウスルールもあります。公式ルールには含まれないので、使うなら事前に決めておきます

公式競技ルール

Ladder Golf® の公式ルールでは、投擲ラインは15フィート、得点は上から3・2・1点、ボーナスは任意で+1点です。勝つには、ラウンド終了時にちょうど21点に達した唯一のプレイヤーでなければなりません。複数人が同じラウンドで21点ちょうどに並んだ場合は延長ラウンドに入り、あるラウンドを終えて2点以上リードした人が勝ちます(2点差の条件は延長戦だけ)。

マナーの面白い決まりもあります。公式ルールは、相手が投げているあいだに声や動きで気をそらすことを認めていますが、投げている人に触れることは禁止。また、ラウンドが終わるまで誰もはしごに近づいてはいけません。4人で遊ぶときは、味方と交互に投げるか、はしごを2台置いて両側に分かれ、片側が投げ終えたら反対側が投げ返します。

得点計算の例

  • 例1(ボーナスあり) — A が上・中・下に1本ずつ掛けて 3+2+1=6点、さらにボーナス1点で 7点。B は中段に2本、下段に掛けた1本を A に弾き落とされて 4点。両者そのまま加算されます
  • 例2(バスト) — 18点の A はあと3点でぴったり21点。ところが上段と中段に1本ずつ掛けて5点になると、21点を超えるため このラウンドの5点はすべて無効。A は18点のまま次のラウンドへ進みます
  • 例3(延長戦) — A と B が同じラウンドで21点ちょうどに並んだら延長戦。延長のあるラウンドで A が4点、B が1点なら、差が2点以上なので A の勝ち です

ラダーゴルフの得点例を2つ並べた図。左のはしごには、上・中・下の段に緑のボラが1本ずつ掛かって緑の輪で囲まれ、中段には灰色のボラが2本掛かり、下には赤い×のついた灰色のボラが落ちている。右のはしごには、上段と中段に緑のボラが掛かり、その横に赤い×がある

図:左が例1(緑のAが3段制覇で7点、灰色のBは弾き落とされて4点)、右が例2(18点のAが5点を掛けてバスト)。赤い×は得点にならないことを示します。

よくある反則・判定の迷いどころ

  • 投げている途中で落ちたボラ — 数えるのは全員が投げ終えた時点でぶら下がっているボラだけ。途中で自分や相手のボラに落とされたものは0点です
  • 地面でバウンドしてから掛かったボラ — 公式ルールでは有効です。地面に一度バウンドさせる投げ方も認められています
  • まとめて投げる — ボラは1本ずつ投げます。2本同時に投げるのは認められません
  • ラウンド途中ではしごに近づく — 公式ルールでは、ラウンドが終わるまで誰もはしごに近づいてはいけません
  • 21点を超えたとき — そのラウンドの得点だけが無効で、前のラウンドまでの点は残ります。「0点に戻る」わけではありません

楽しむコツ

初心者がつまずきやすい点

  • 力任せに投げない — 強く投げるとバーに当たって弾かれます。ふわっと山なりに乗せる方が巻きつきやすい
  • ロープの回転を意識 — 球が縦に回るように放ると、ロープがバーに絡んでぶら下がりやすくなります
  • 狙う段を先に決める — なんとなく投げず、「今回は中段」と決めてから投げるとコントロールが安定します

戦術のコツ

  • 終盤は引き算で考える — 残り点数が3点なら上段1本、2点なら中段1本など、ぴったり21点になる組み合わせを考えて段を選びます
  • 弾き落としで守る — 相手が21点目前なら、自分の得点より相手のボラを落とすほうが効くこともあります

盛り上げる工夫

  • 終盤の「ちょうど21点」争いが一番の見どころです
  • ボーナス点を有効にすると、一発逆転が生まれて盛り上がります

年齢別のアレンジ

  • 子供: 距離を2〜3mに縮め、上段にこだわらず「掛かったら成功」で
  • シニア: 椅子に座ったまま投げてもOK。距離を短くすれば無理なく楽しめます
  • 競技志向: 15フィートを正確に測り、バスト・延長戦・ボーナスをすべて適用

日本で遊ぶときの工夫

  • 通販で「ラダーゲーム」「ラダーボール」などの名前で売られています。名前が複数あるので、購入時は形状(3段はしご+ボラ)で確認すると確実です
  • 手作りも簡単。塩ビパイプではしごを組み、ゴルフボール2つをロープでつなげばボラになります。段の間隔と球の間隔を約33cmにそろえると公式ルールに近づきます
  • 風の強い日は軽い樹脂はしごが倒れやすいので、脚に重しを置くと安定します
  • ボラの球は硬いので、公園では通行人の少ない場所を選び、はしごの後ろ側に人が入らないようにしましょう

よくある質問

Q. はしごから何m離れて投げる?

Ladder Golf® の公式ルールでは、投擲ラインははしごから15フィート(約4.57m)です。家庭では「はしごから5歩」で決めることが多く、公式ルールも子供向けに近づけることを認めています。

Q. 何点で勝ち? 21点を超えたらどうなる?

ラウンド終了時にちょうど21点に達した人の勝ちです。21点を超えると、そのラウンドで得た点がすべて無効になり、前のラウンドの点数のまま次へ進みます。同じラウンドで複数人が21点に並んだら延長戦で、2点以上リードした人が勝ちます。

Q. 相手と同じ段に掛かったら打ち消し合う?

打ち消し合う「相殺ルール」は広く知られていますが、Ladder Golf® の公式ルールには含まれない任意のハウスルールです。使うと相手の段を避ける読み合いが生まれて面白くなるので、始める前に採用するか決めましょう。

Q. 芝生でも遊べる?

もちろん遊べます。芝生はラダーゴルフにいちばん向いた場所です。はしごの脚が芝に沈んで傾くことがあるので、平らな場所を選び、ぐらつくなら脚に重しを置きます。

Q. 子どもは何歳から?

公式ルールに年齢の決まりはありません。ただしボラの球は硬いゴルフボールで、ロープで振り回すと勢いがつくため、周りを見て1本ずつ投げられることが目安です。小さな子供は距離を2〜3mに縮め、大人がそばで見守りましょう。

Q. 道具がないとき、何で代用できる?

はしごは塩ビパイプやT字継手で組むほか、木の枝や物干し竿を3段に渡しても練習できます。ボラはゴルフボールや柔らかいボール2つを約33cm間隔でロープにつなげば作れます。子供と遊ぶなら、テニスボールや柔らかいボールで作ると安心です。

もっと知りたい人へ

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