TM9(省管理型の高麗芝)
Zoysia matrella
草丈が伸びにくいように選抜された高麗芝の品種。見た目は高麗芝のまま、刈込の回数を大きく減らせる。手間を減らしたい家庭向け。
基本データ
| 科 | Poaceae |
|---|---|
| 生育型 | 暖地型 |
| 暑さ耐性 | ●●●●● |
| 寒さ耐性 | ●●●●● |
| 日陰耐性 | ●●●●● |
| 踏圧耐性 | ●●●●● |
| 乾燥耐性 | ●●●●● |
| 刈高 | 20–30 mm |
| 繁殖法 | 切芝 |
| 管理度 | 手間が少ない |
| 原産地 | 日本 |
育つ環境
| 耐寒ゾーン(USDA) | 6–10 |
|---|---|
| 日照条件 | 日なた |
| 水やり | 少なめ |
| 生長の速さ | ゆっくり |
| 適した土壌pH | 5.5–7.5 |
| 出やすい病害虫 | ラージパッチ / サッチの蓄積 / コガネムシ幼虫 |
育て方
気候と日照
高麗芝から選抜された省管理型で、性質は高麗芝と同じ暖地型。日なたを好む点も変わらない。違いは草丈が伸びにくいことだけで、耐陰性が上がったわけではない。
植えつけ
切芝を3月下旬〜6月に張る。生長がゆっくりなぶん目地が塞がるのに時間がかかるので、目地は空けずベタ張りにする。
水やり
活着までは乾かさない。以降は高麗芝と同じで、しおれが出たときだけ朝にたっぷり与える。
刈込
最大の利点がここにある。刈高20〜30mmで、年3〜5回の刈込で維持できる。ただし放置してよいわけではなく、伸びた状態から一度に刈ると軸刈りになるのは他の芝と同じ。
施肥
肥料を効かせると省管理の意味が薄れる。年1〜2回、控えめに。窒素を多く与えると草丈が伸びて刈込回数が増える。
病害虫と冬越し
高麗芝と同じくラージパッチとコガネムシ幼虫。刈込が少ないぶんサッチと通気不足になりやすいので、春のサッチングは省かない。冬は休眠して茶色くなる。