トールフェスク
Schedonorus arundinaceus
根が深く、寒地型のなかでは夏の暑さと乾燥に比較的耐える。葉は太めだが、踏圧に強く手間が少ないため校庭や河川敷で広く使われる。旧学名 Festuca arundinacea でも流通する。
基本データ
| 科 | Poaceae |
|---|---|
| 生育型 | 寒地型 |
| 暑さ耐性 | ●●●●● |
| 寒さ耐性 | ●●●●● |
| 日陰耐性 | ●●●●● |
| 踏圧耐性 | ●●●●● |
| 乾燥耐性 | ●●●●● |
| 刈高 | 40–90 mm |
| 繁殖法 | 種子 |
| 管理度 | 手間が少ない |
| 原産地 | ヨーロッパ, 北アフリカ, 西アジア |
育つ環境
| 耐寒ゾーン(USDA) | 4–8 |
|---|---|
| 日照条件 | 半日陰 |
| 水やり | 普通 |
| 生長の速さ | 普通 |
| 適した土壌pH | 5.5–7.5 |
| 出やすい病害虫 | ブラウンパッチ / ピシウム病 / 雑草の侵入 |
育て方
気候と日照
寒地型のなかでは暑さに最も強く、本州平野部でも夏を越せることがある。深根性で乾燥にも比較的強い。半日陰でも育つため、寒地型を関東以西で使うなら第一候補になる。
植えつけ
種子。9月上旬〜10月上旬が適期で、春播きもできるが夏までに根が張らず消えやすい。株立ちで横に広がらないので、薄くなった箇所には追い播きで密度を戻す。播種量は多めにして最初から密に作る。
水やり
根が深いので頻度は少なくてよいが、一度に深く与える。表面だけ濡らす散水は、この芝の長所である深根を殺す。
刈込
刈高40〜70mm。低刈りには向かない。夏は高く保つほど生き残る。生育期は週1回。
施肥
秋に重点を置き、春に軽く。夏の窒素はブラウンパッチを呼ぶので与えない。
病害虫と冬越し
高温多湿期のブラウンパッチが最大の敵で、円形に葉が溶けたように枯れる。風通しと朝の散水で予防する。冬は緑を保ったまま生育が止まり、春に再開する。