ペレニアルライグラス
Lolium perenne
発芽が早く、播いて数日で緑になる西洋芝。踏圧に強く校庭やスポーツ場で使われる。日本の夏は苦手なので、冬の間だけ暖地型の上に播くオーバーシードにも使われる。
基本データ
| 科 | Poaceae |
|---|---|
| 生育型 | 寒地型 |
| 暑さ耐性 | ●●●●● |
| 寒さ耐性 | ●●●●● |
| 日陰耐性 | ●●●●● |
| 踏圧耐性 | ●●●●● |
| 乾燥耐性 | ●●●●● |
| 刈高 | 20–50 mm |
| 繁殖法 | 種子 |
| 管理度 | 手間は普通 |
| 原産地 | ヨーロッパ, 西アジア, 北アフリカ |
育つ環境
| 耐寒ゾーン(USDA) | 3–7 |
|---|---|
| 日照条件 | 日なた |
| 水やり | 多め |
| 生長の速さ | 速い |
| 適した土壌pH | 5.5–7.5 |
| 出やすい病害虫 | さび病 / ブラウンパッチ / ダラースポット / 雪腐病 / ピシウム病 |
育て方
気候と日照
春と秋に伸びる寒地型。北海道や高冷地では通年使えるが、本州平野部では夏の高温多湿で消える前提で扱う。日本で最もよく使う場面は、秋に暖地型の芝へ播いて冬も緑を保つウィンターオーバーシード。日なたを好み、耐陰性は高くない。
植えつけ
種子で入れる。発芽が3〜7日と早いのが最大の長所で、傷んだ部分の補修にも向く。オーバーシードなら9月下旬〜10月中旬、地温が25℃を下回ってから撒く。撒く前に低く刈ってサッチを掻き出し、種が地面に触れるようにする。
水やり
乾燥に弱い。発芽までは日に1〜2回、表土を乾かさない。定着後も夏は水を欲しがるので、朝に深く与える日を週2回は確保する。
刈込
生育が速く、春と秋は週1回以上。刈高25〜50mm。伸ばしすぎると株元が蒸れて病気が出る。
施肥
秋に播いたなら11月と2月に少量。窒素を効かせすぎると葉が軟らかくなり、さび病を招く。
病害虫と冬越し
さび病・ブラウンパッチ・雪腐病が出やすい。刈った葉に触れると靴が黄色くなるのがさび病のサイン。本州平野部では6月以降に自然に消えるので、暖地型の芝が立ち上がる時期と入れ替えるつもりで管理する。