野芝(ノシバ)
Zoysia japonica
河川敷や公園、法面で日本中に生えている在来の芝。葉は太いが、踏まれても寒さにも強く、手間がほとんど要らない。広い面積を安く緑にしたいときの定番。
基本データ
| 科 | Poaceae |
|---|---|
| 生育型 | 暖地型 |
| 暑さ耐性 | ●●●●● |
| 寒さ耐性 | ●●●●● |
| 日陰耐性 | ●●●●● |
| 踏圧耐性 | ●●●●● |
| 乾燥耐性 | ●●●●● |
| 刈高 | 20–40 mm |
| 繁殖法 | 種子 / 切芝 |
| 管理度 | 手間が少ない |
| 原産地 | 日本, 朝鮮半島, 中国 |
育つ環境
| 耐寒ゾーン(USDA) | 5–10 |
|---|---|
| 日照条件 | 日なた |
| 水やり | 少なめ |
| 生長の速さ | ゆっくり |
| 適した土壌pH | 5.5–7.5 |
| 出やすい病害虫 | ラージパッチ / 雑草の侵入 / コガネムシ幼虫 |
育て方
気候と日照
日本に自生する暖地型で、寒さにも乾燥にも日本芝のなかで最も強い。東北南部まで屋外で越冬する。日なたを好み、日照が足りないと葉が寝て粗くなる。
植えつけ
切芝のほか種子でも増やせる。適期は4〜6月。荒地や法面でも活着するので、土をならして張るだけで足りることが多い。踏圧に強く、広い庭・公園・グラウンドの周辺に向く。
水やり
一度根づけばほとんど不要。真夏に何週間も雨がない年だけ、朝に深く与える。頻繁な浅い散水は根を浅くするので避ける。
刈込
葉が広く粗いので、刈高20〜40mmと高めに保つ。月1〜2回で足りる。低く刈り込むと地際の茎が露出して見苦しくなる。
施肥
年2回(5月・9月)で十分。肥料を効かせすぎると徒長して雑草のような姿になり、この芝の持ち味である粗放さが失われる。
病害虫と冬越し
病気には強いが、多湿と過肥が重なるとラージパッチが出る。手入れが粗い場所で使うぶん、雑草の侵入が最大の敵になる。冬は休眠して茶色くなり、春の芽出し前に短く刈ると立ち上がりが早い。