姫高麗芝(ヒメコウライシバ)
Zoysia matrella
高麗芝より葉が細く、密に詰まって絨毯のように見える系統。仕上がりは美しいが、低く刈るぶん刈込の回数が増える。観賞用の庭に向く。
基本データ
| 科 | Poaceae |
|---|---|
| 生育型 | 暖地型 |
| 暑さ耐性 | ●●●●● |
| 寒さ耐性 | ●●●●● |
| 日陰耐性 | ●●●●● |
| 踏圧耐性 | ●●●●● |
| 乾燥耐性 | ●●●●● |
| 刈高 | 5–15 mm |
| 繁殖法 | 切芝 / 苗(プラグ) |
| 管理度 | 手間がかかる |
| 原産地 | 日本 |
育つ環境
| 耐寒ゾーン(USDA) | 6–10 |
|---|---|
| 日照条件 | 日なた |
| 水やり | 普通 |
| 生長の速さ | ゆっくり |
| 適した土壌pH | 5.5–7.5 |
| 出やすい病害虫 | ラージパッチ / サッチの蓄積 / コガネムシ幼虫 |
育て方
気候と日照
高麗芝と同じ暖地型だが、葉が細いぶん日照要求はさらに厳しい。一日6時間以上の直射がある、風通しのよい平坦地に向く。日陰では密度が落ちて地面が透け、雑草に負ける。
植えつけ
切芝を目地なしのベタ張りにする。低く刈って仕上げる芝なので、下地の凹凸がそのまま仕上がりに出る。張る前にトンボで整地し、張った後も目土で3〜5mmずつ数回に分けて平らに均していく。
水やり
根づくまでは乾かさない。低刈りするほど根が浅くなるため、夏は高麗芝より乾きやすい。しおれのサインが出たら朝に散水する。
刈込
刈高5〜15mm、生育期は週1回が目安。回数を減らすと一度に刈る量が増え、軸刈りになる。手押しリール式か、低刈りに対応した電動バリカンを使う。
施肥
低刈りで消耗が大きいので、5月・6月・7月・9月に少量ずつ分けて与える。一度に効かせるより、薄く回数を増やすほうが密度が保てる。
病害虫と冬越し
密に詰まるぶんサッチが溜まりやすく、ラージパッチとコガネムシ幼虫の被害が出やすい。年1回、春に必ずサッチングと目土を入れる。冬は休眠して茶色くなる。