センチピードグラス
Eremochloa ophiuroides
成長がゆっくりで肥料をほとんど要らない、手間の少なさが売りの芝。刈込の回数を減らしたい場所に向く。踏圧と寒さには弱い。
基本データ
| 科 | Poaceae |
|---|---|
| 生育型 | 暖地型 |
| 暑さ耐性 | ●●●●● |
| 寒さ耐性 | ●●●●● |
| 日陰耐性 | ●●●●● |
| 踏圧耐性 | ●●●●● |
| 乾燥耐性 | ●●●●● |
| 刈高 | 25–50 mm |
| 繁殖法 | 種子 / 切芝 / 苗(プラグ) |
| 管理度 | 手間が少ない |
| 原産地 | 中国南部, 東南アジア |
育つ環境
| 耐寒ゾーン(USDA) | 7–10 |
|---|---|
| 日照条件 | 半日陰 |
| 水やり | 少なめ |
| 生長の速さ | ゆっくり |
| 適した土壌pH | 4.5–6 |
| 出やすい病害虫 | ネコブセンチュウ類 / ラージパッチ / 雑草の侵入 |
育て方
気候と日照
「怠け者の芝」と呼ばれる暖地型。生長が遅く、肥料も刈込もほとんど要らない。酸性の痩せ地を好むのが大きな特徴で、日本の火山灰土壌とは相性がよい。半日陰にも耐える。
植えつけ
種子・切芝・ほふく茎のいずれでも。適期は初夏。広がるのが遅いので、切芝なら目地を空けずに張る。石灰で中和した土壌はむしろ苦手で、pH5前後で最もよく育つ。
水やり
活着後はほとんど不要。ただし根が浅いので、長期の干ばつでは他の暖地型より先にしおれる。
刈込
刈高25〜50mm、月1〜2回。この芝を選ぶ理由が省力なので、無理に低く刈らない。
施肥
年1回、春に窒素をごく少量。肥料と石灰を効かせすぎると「センチピード衰退症」と呼ばれる枯れ込みを起こす。与えないほうが安全な芝。
病害虫と冬越し
センチュウ類とラージパッチ。手入れが少ないぶん雑草が入りやすい。耐寒性は低く、寒冷地では越冬しない。冬は休眠して茶色くなる。